理事長メッセージ message
理事長挨拶

100年の伝統を繋いで
柴田学園は、大正12年に柴田やす先生が「教育即生活」を建学の理念として、「弘前和洋裁縫学校」を開校したことを起源とします。戦後に学校法人となり、社会環境の変化に対応した教育研究組織の設置・改廃を行ってきました。令和7年現在、学園が設置する学校は、柴田学園大学、柴田学園大学短期大学部、柴田学園大学附属柴田学園高等学校、柴田幼稚園となっています。
学園は、少子化の影響により経営の安定が最大の課題になっていますが、課題に取り組む前提として、体系的なルールに基づく運営が基本になります。学園では、令和7年の改正私立学校法の規定に従って、ガバナンス、コンプライアンスを重視する寄附行為の変更を行いました。今後は、こうした関係ルールを遵守するとともに、説明責任、透明性を大切にしていくため、それぞれの英語の頭文字をとって、G-catを標語として運営していきます。また、法人の組織運営・財務戦略・施設整備計画並びに設置する各学校の教育研究・学生支援・地域連携等の教学運営及び学生等募集戦略について、令和7年4月1日から向こう5年間の第二期中期計画を策定し、この計画の実現に向けてPDCAプロセスを循環させる取り組みを行っていきます。
気候変動、少子・高齢化と人口減少、食糧・エネルギー安全保障、急速な科学技術の進展など、社会の不確実性は高まっているように見えます。次代を担う若者には、変化への感性を高め、主体的に学習する力が重要になります。身近な生活の中から真理や社会のありようについて、自ら学習する力を身につけられる教育は、建学の精神である「教育即生活」にも繋がり、持続的なウェルビーイング(個人や社会の良い状態)を探求する意欲や能力の養成は、学園の教育改革を導く一つの柱になるものと考えます。
また、現時点では、リニューアルが必要な施設の具体的な改善計画は未策定ですが、第2期計画期間中に実現可能性の調査研究を速やかに進め、できるだけ早期に計画の策定と実現を図りたいと考えています。
少子化に伴い、学園をめぐる経営環境は厳しさを増していますが、今日までの歴史を築いてこられた学園関係者の皆様、ご支援くださった地域、同窓生の皆様への感謝の気持ちを忘れず、持続的に発展できるよう努めて参りますので、引き続きご支援、ご協力をお願い申し上げます。
学校法人柴田学園 理事長 髙橋 誠記