学校法人 柴田学園

【ニュース】「学園と地域を知る」にて櫻田弘前市長が講演 2022.7.20

更新 2022.07.25

 柴田学園では、大学・短大・高校の学生生徒を対象に、本学園理事や県内在住の有識者の先生方をお招きし、これまでの取組や実績等をご講義いただく「学園と地域を知る」の授業を行っております。

 7月20日に開催された第14回目ではゲストスピーカーとして、弘前市長の櫻田宏様においでいただき、「弘前のまちづくり」と題してご講演いただきました。

 当日は、大学会場には大学生と科目履修の高校生が参加し、短期大学部会場はオンラインで短大生が参加しました。

 講演は、櫻田市長の自己紹介から始まり、引っ込み思案だった少年時代のお話から、ねぷた制作を通じて高校・大学・市役所就職と繋がったエピソード。さらには、大学時代、サークル活動やアルバイトなどの様々な経験が、積極的に行動できる人に変えてくれたことを懐かしく振り返るようにお話しいただきました。
 市役所勤務時代は、住みよい地域づくりの推進のための人材育成を目的に、「ひろさき創生塾」の創設に関わり、また、高校生・大学生から地域の社会人などがゆるく集まって、地域活性化について自由に意見交換する「やわラボ」設置に尽力したことを紹介。さらには、平成3年の台風19号で、ほとんどのりんごが落果し壊滅的な被害で落ち込んでいたまちや子どもたちを元気づけたいという思いから、ボランティアで市役所前にイルミネーションの飾り付けを行い、それがエレクトリカルファンタジーとして大きなうねりとなって、まちの新たな魅力となったことを熱く語っていただきました。

 この、「弘前が大好き」という思いは、市長になった現在に引き継がれ、「弘前市のまちづくり」のために、急速な人口減少による少子高齢化問題、住民の健康に関する諸問題等の山積する課題を解決し、「みんなで創り みんなをつなぐ あずましいりんご色のまち」を将来都市像として、様々な「まちづくり」の対策を進める原動力になってるということでした。
市長としての使命は、「快適で安全な市民生活の実現とひとづくり」であるとし、
・市民の「くらし」を支える
・市民の「いのち」を大切にする
・次の時代を託す「ひと」を育てる
を基本方針として、様々な取り組みや政策が紹介されました。

 「協働によるまちづくり」「二十歳の祭典」「市政懇談会」「市民参加型まちづくり1%システム支援事業」「ひろさき未来創生塾」「地域マネジメント人材育成プログラム」「まちなかキャンパスプロジェクト」など、実にきめ細かく「まちづくり」のための取り組みが実施されていることに驚かされました。

 最後に、市民の健康づくりのためのまちなか拠点整備事業について説明があり、「健康都市弘前」の目指す姿を示していただきました。
約一時間のご講演でしたが、政策の一つ一つに「弘前が大好き」という思いが詰め込まれており、その熱いご講演の内容に、学生も大きな刺激とパワーを感じ取っていました。